高度専門職2号と永住権の違いを理解する!

高度専門職2号と永住権の違いは何か?

高度専門職2号と永住権の違いはそこまでなく、ともに実質的に日本に永住できる点は変わりませんが、高度専門職2号はそもそも高度専門職1号で70ポイントの人は3年間、80ポイントの人は1年間活動しないと高度専門職2号の在留資格へ変更することはできません。

高度専門職2号においても永住権においても、在留期限というものがないので犯罪を犯してしまったり、その他在留資格の取消し事項に該当することをしなければ日本に永住することが可能となっております。

 

高度専門職2号と永住権の大きな違い

①親を日本に呼べるか

高度専門職2号の場合

一定の要件を満たせば、親を日本に呼ぶことが可能です。親を呼ぶことが可能と言っても、親が日本に永住できると言う意味ではなく、“高度専門職2号の子どもを養育する”という目的が必要になります。子どもとは7歳以下の子どもを指し(養子も含む)、高度専門職2号の人の年収も800万円以上あることが求められております。

 

永住権の場合

永住者の親は日本には呼べません。親が日本に来たい場合には、親が在留資格を独自で取得してくることが必要になり、子どもが日本の永住権を持っていることを理由に在留資格を取得することはできません。

 

②勤務先を自由に変更可能かどうか

高度専門職2号の場合

高度専門職というのはあくまでも会社に紐づいている在留資格になりますので、高度専門職のポイントが満たなくなってしまったり会社を辞めてしまったりすると在留資格の要件を満たさなくなってしまうので、在留資格のステータスを変更するなどが必要になってきます。

仕事内容にも制限はあり、基本的には専門性のある仕事であれば何でも行うことは可能ですが、単純労働系のお仕事はできないという縛りもございます。また6ヶ月以上そのようなことが続くと取消対象にもなってきます。

 

永住権の場合

永住権は勤務先に紐づいている在留資格ではなく、外国人本人の身分に紐づいているものになりますので、どのような仕事をしても問題はございません。もちろん仕事をしなくても問題はありません。

 

③家事使用人(メイド)が呼べるかどうか

高度専門職2号の場合

世帯年収が1,000万円以上ある高度専門職の家庭で、13歳未満の子どもの養育が目的であれば海外から家事使用人を呼び寄せることが可能です。

 

永住権の場合

家事使用人(メイド)を海外から呼ぶことはできません。日本で日本人や永住者等の家事使用人を雇うことはできますが、例えば本国から家事使用人を呼ぶことは永住権の権利の中には含まれておりません。

 

④在留資格の審査期間が違う

高度専門職2号の場合

高度専門職の場合には、優遇措置の一つとして審査でかかる期間が圧倒的に短いというのがございます。公開されているのは変更申請で10日程度とされておりますが、現実的には2週間くらいはかかります。とは言え永住権の審査と比べると圧倒的に審査結果が出るまでが早いです。

 

永住権の場合

永住権は申請件数が多いのと、審査する項目の多さから年々審査でかかる時間は伸びております。以前は6ヶ月ほどで審査が出ていましたが、2020年時点では8ヶ月~場合によっては1年かかることもございます。

 

⑤子どもの就労制限について

高度専門職2号の場合

高度専門職2号の配偶者(妻 or 夫)は特定活動ビザに変更することで学歴要件を気にせずフルタイムで仕事をすることは可能ですが、(単純労働はNG)高度専門職2号の子どもは家族滞在ビザになりますので、家族滞在ビザではフルタイムで働くことはできず資格外活動許可を取得して週28時間以内でしか働くことはできません。

 

永住権の場合

永住権の場合には、子どもが既にいる場合には“永住者の配偶者等”に変更することが可能で将来的に永住権も取得しやすくなります。これから生まれてくる子どもに関しては、出生から30日以内に永住権の申請を入管に出せば子どもも永住権を取得することが可能となります。

 

 

どちらの方が取得をしやすいか?

永住権は2019年7月より運用が変わり、今まで過去3年分の収入(住民税の課税証明書と納税証明書)を審査対象としていたのを過去5年分に変更をしました。(一般の外国人の場合)

他にも所得税も審査対象になったり、社会保険料も2年分見られるようになったり審査がとても厳しくなりました。また、審査期間も大幅に伸び、東京入管ですと2020年の平均で約8ヶ月~10ヶ月ほどかかっており、人によっては1年かかる場合もあり、すぐには結果が出ません。

一方高度専門職2号の方はすでに高度専門職1号を持っている人が対象となり、ポイント表にて該当性があるのかがある程度判断でき、審査も実務的には2週間程度でとてもスムーズに結果がわかるので取得しやすいと言えます。

 

どちらの方がメリットがあるのか?

個人的には永住権の方が自由度が高く良いかと思いますが、子どもの面倒のために親を呼びたいなどの要望があるのであれば子育てが落ち着くまで高度専門職2号にするということも選択肢としてはありかと思います。

たまにご質問があるのが住宅ローンなどはどちらが組みやすいかという点ですが、これは知り合いの不動産会社に聞くと圧倒的に永住権ということでした。

高度専門職2号も永住権と同等の優遇措置はあるものの、認知度がなく説明をしたとしてもローンを組むという視点からは永住権の方が審査が通りやすいということでした。とはいえ高度専門職2号でもローンを組めるところもあるようでしたので、ローンでお困りの際はまずは不動産会社などと話をしてみてください。

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